炊き上がったご飯に芯が残っていても、直すことができます。
ご飯の芯は、水分と熱が足りなかっただけ。
だから、電子レンジや炊飯器、蒸し器を使えば、ふっくらご飯に戻せるのです。
この記事では、その具体的な直し方をわかりやすくご紹介しますね。
炊き上がりに芯が残ったらまず確認すること
芯があるご飯を見つけたら、まずは「なぜそうなったのか」を振り返ってみましょう。
原因を知ると、直すときの手がかりになりますよ。
よくある理由は、
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水加減が足りなかった
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米の浸水が短かった
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炊飯器の加熱が弱かった
たとえば、急いで炊いた浸水時間のたりなかった朝ごはんや、新しいお米に替えたときに起きがちです。
芯が残ったごはんはふっくらご飯に直せる!
芯があっても、少しの工夫でふっくらご飯に戻せます。
お米は、水を含んで熱を受けることで柔らかくなるものだからです。
直し方はいくつかあります。
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茶碗1杯なら電子レンジで
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多めの量なら炊飯器で再炊飯
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時間に余裕があるなら蒸し器や保温で蒸らす
どれも「身近な道具でできる」方法ばかり。
状況に合わせて選べば、おいしいご飯に直せますよ。
電子レンジで1膳ずつ直す方法
一人分のご飯をすぐに食べたいときは、電子レンジが頼りになります。
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茶碗1杯のご飯を耐熱容器へ
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大さじ1ほど水をふりかける、お酒を使う場合はお酒だけでなく水と半々がおすすめ
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ラップをして、500Wで1分ほど加熱
これで芯がやわらぎ、ふんわり仕上がります。
お弁当用に温めるときにも役立つ、ちょっとした裏技です。
炊飯器で再炊飯する手順
多めに残っているときは、炊飯器を使って直すのが安心です。
ご飯全体に水と熱を均一に届けられるからです。
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炊飯器に水を大さじ3~4加える
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ご飯を軽くほぐしてなじませる
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「再加熱」や「早炊き」モードで炊く
これで芯までやわらかく整います。夕飯前に直したいときに便利な方法です。
蒸し器や保温での蒸らし方
時間に余裕があるときは、蒸気の力でじっくり蒸らすのもおすすめです。
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蒸し器を使う場合:ご飯を蒸し器に移し、10分ほど蒸す
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炊飯器の場合:水を少し足して、保温で15~20分蒸らす
粒が立ちつつ、ほどよい柔らかさになります。
少し待つ間におかずを整えれば、食卓は通常と同じ。
直らないときの代替レシピ(炒飯・雑炊・おかゆ)
どうしても芯が残ってしまって直せないときは、発想を切り替えてアレンジ料理に使うのがおすすめです。
なぜなら、加熱や調味で食感をうまく活かせるからです。
例えばこんな工夫があります。
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炒飯(チャーハン):ご飯を油で炒めると、芯の硬さが気になりにくくなります。卵や野菜を加えれば彩りも栄養もアップ。コツはやや弱火でフタをして蒸す感じで。
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雑炊:芯があるご飯をスープやだしで煮込むと、自然とやわらかくなります。
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おかゆ:小豆粥やさつまいも入りのおかゆにしてもおいしいですよ。
尚、おにぎりは硬めのごはんがいいですが、芯の残ったご飯は向きません。
芯が残ったご飯は「失敗作」ではなく、別の料理への入り口。そう思うと、台所の時間がちょっと楽しくなります。
そもそも芯が残る原因(浸水不足・早炊き・米の状態)
芯が残るのは、いくつかの理由があります。
水分量や加熱の不足、あるいはお米を洗ったあとの浸水不足が原因です。
主な要因はこの3つです。
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浸水不足:お米が十分に水を吸っていないと、中心までやわらかくなりません。特に冬場は水温が低く、浸水に時間がかかります。
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早炊きモード:便利ですが、加熱時間が短いため芯が残りやすいです。急ぎでないときは通常モードを選ぶと安心です。
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米の状態:新米や古米で吸水のしかたが違います。新米は水分を含みやすく、古米は逆に多めの水を必要とします。
こうした背景を知っておくと、「なぜ芯が残ったのか」が見えてきます。そして次に炊くとき、ほんの少しの工夫で失敗を防げます。
再発を防ぐ方法(浸水時間/米と水の計量/炊飯器の設定)
芯が残ったご飯を繰り返さないためには、ちょっとした基本を見直すことが大切です。
結論から言えば、「浸水・計量・設定」を整えるだけで防げます。
チェックポイントは次の3つ。
- 浸水時間:季節によって変えましょう。夏は30分、冬は1時間を目安に。白米<7分づき<5分づき<3分づき<玄米の順に浸水時間は長く必要です。
- 米と水の計量:計量カップを使い、すり切り1杯を正確に。水は内釜の目盛りに合わせると失敗しません。
- 炊飯器の設定:急ぎでないときは通常モードを選び、機種ごとの推奨モードを活用。
芯が残ったご飯もふっくらやわらかいいつものご飯に直せるし、別メニューへのアレンジも出来るのでだ丈夫。