50歳を過ぎたころから、同じように食べているのに体が重く感じるようになりました。
年齢のせいと思っていたけれど、実は「食べ方」のほうに原因があったようです。
そんなときに出会ったのが、医師の吉野敏明さんの動画でした。
和食の理にかなった内容に納得し、「試してみよう」と思ったのです。
思いきって和食中心に戻したところ、体が自然に軽くなり、信じられないくらい理想の体重を保てるように。
健康も体重も、体質ではなく日々の食の積み重ねなのだと実感しました。
さらに…健康って節約につながるんですよね、ムダな費用がかからないので。
健康的な体重を維持する基本は食べ物
50歳過ぎても健康で、体重も理想体型を維持することは、実は難しくなったのです。
50歳過ぎれば多少肥満ぎみになるのは、あたりまえではなかったのです。
今までの「間違った食べ物選びや調理法の蓄積」が結果に表れただけ。
大切なのは、毎日の「食事」と「体を動かす」ことですが、まず見直すべきは食事。
食材の選び方と調理法と栄養バランスでした。
たとえば、
- ご飯と味噌汁
- 主菜にたんぱく質(魚・肉・豆腐)のうちどれかを選び
- 副菜に野菜・海藻・きのこ類
こんな風に栄養バランスを整えると、体の中が整い、自然と代謝が上がります。
食事メニューは和食が体質に合う
日本人には和食が体質に合うのは自然なこと。
旬の地産地消が体に合うのは昔から言われているから国産がいいのも理に敵っている。
給食をはじめ戦後洋風化されたのは、とても不自然なこと。
栄養バランスのいい食事メニューはお腹が空かない

1回ごとの食事が栄養バランスがいいとお腹が空かないというのは、勝間和代さんのブログで知りました。
2、3日で必要な栄養素が摂れていればいいというわけではなさそうです。
テレビのダイエット番組に出演し、指導どうりにしてもやせなかったことから、気づき実践したらお腹も空かなくて瘠せたとののこと。
お腹が空かないと自然に食べ過ぎにならないし、お菓子を食べるのも減りますよね。
適量をちゃんと食べて栄養をとることが代謝も上げるそうですし。
大事なのは、「何を食べるか?」と「1回ごとの栄養のバランス」だったのです
具体的には、
- 主食(ご飯・雑穀・十割蕎麦):エネルギー源
- 主菜(肉・魚・卵・豆腐など):筋肉をつくる
- 副菜(野菜・海藻・きのこ類):ビタミン・ミネラル・食物繊維は体の調子を整える
カロリーを細かく計算するよりも、「大まかに食材バランスを整える」ことが大事。
「日本人だから和食に戻る」ことが基本中の基本。
日本の伝統食はフライパンで油料理はあまりしなかったのです。
体にいいのは、茹でる、蒸す、煮る、焼くが基本。
揚ものは日本人体質に合わないし、控えた方がいのは実は感じているけど忘れていたのです。
揚げものはおいしいですが体にはきついです。
エネルギー源としては、お米、裸麦、蕎麦がいい
エネルギー源になり得るのは、糖質(穀類、はだか麦、小麦、蕎麦、イモ類)、脂肪、タンパク質。
エネルギーに変える時、糖質よりも蛋白質や脂質は肝臓や腎臓を酷使します。
私が実践したのは、グルテンフリー、カゼインフリー、お菓子を少々にして8年ほど。
その後、吉野敏明さん(医師)のユーチューブで植物油の害を知り、9割ほど油脂カットをして1年半になります。
体重は理想体重をかんたんに維持できています。
無添加を心がけていましたが、もっと大きな、小麦、植物油、砂糖の害を知らなかったのが盲点でした。
牛乳製品は子牛のためのものと思っていたので、人に必要ないのは知っていたし、飲んではいませんでした。
アイスクリームやチーズもやめました。
アレルギー症に、グルテン、カゼインはつながっているのです。
原料から調理するメニューを基本にする
添加物が少なく、生命力が強いので、「素材から作る」ほど良い食事になります。
なぜなら、加工食品には塩分・脂質・糖分・添加物・植物油が多く含まれているからです。
植物油は揚げ物でなくても、サクサク感を出すためと、防腐剤の役目で最後の仕上げに吹き付けています。
たとえば、原料から調理することを意識すると:
- ハムやウインナー→ 肉を買い焼肉にする
- インスタントスープ → 野菜を入れた手作り味噌汁の方がいい
- パンやスイーツ → おにぎりや甘すぎない果物がいい
こうした小さな切り替えで、自然と体にやさしい食事になります。
調理といっても難しいことではなく、「煮る・ゆでる・蒸す・焼く」中心でOK。
カツや天ぷらなどの揚げものは極力食べません。
炒めるなら、あたためたフライパンに油を小さじ半分を伸ばし、キッチンペーパーで拭きとります。
それで、玉子焼きも出来るし、野菜炒めも出来ます。
肉野菜炒めは、肉を先に炒め取り出し、野菜を炒め後で肉を戻す、これで出来ます。
素材をそのまま調理することで、添加物も塩分も減らせていいことづくめです。
且、原料に近い程、素材の生命力も強いし、それを食べる人の生命力も強くなるといわれます。
タンパク質を意識した食材の選び方
健康に欠かせないのがタンパク質。
筋肉を維持し、代謝を支える大切な栄養素だからです。
おすすめの食材は、
- 鶏むね肉、ささみ
- 魚(特にイワシ、アジ、サンマ、サバ・鮭・など)
- 煮干し(カタクチイワシ)、ちりめん
- 豆腐、納豆、卵
朝食にゆで卵を1個足す、昼食に納豆を加えるだけでも、1日のタンパク質量がぐっと増えます。
また、タンパク質を意識すると、自然と間食が減る傾向があります。
但し、エネルギーとしての必要量は、ご飯やイモ類の炭水化物がよいです。
鉄分を意識した食材の選び方
特に女性は貧血傾向になりやすく、鉄分をしっかりとることが大切です。
鉄分が不足すると、疲れやすくなったり、代謝が落ちたりします。
鉄分を多く含む食材は、
- レバー(鶏・豚)
- 赤身肉(牛ももなど)
- あさり、しじみ
- 煮干し(カタクチイワシ)
- ほうれん草、小松菜
- 納豆、枝豆
- 無調整豆乳(スゴイダイズがおすすめ)
植物性の鉄分は吸収されにくいため、ビタミンCと一緒にとるのがコツ。
たとえば、ほうれん草のおひたしにレモン汁をかける、牛肉とピーマンの炒め物にするなど。
鉄瓶でお湯を沸かしたり、鉄のフライパンや鉄なべで調理すことも自然に鉄がとれます。
繊維質を意識した食材の選び方
現代人は繊維質が不足がちなのは、口あたり、やわらかさ、などを好むから。
繊維質は他のビタミンやミネラルも含んでいるし、代謝も上がり腸内環境を整えます。
食物繊維は、次のような食品に多く含まれています。
- 野菜(キャベツ・ごぼう・ブロッコリー)
- きのこ類(しめじ・まいたけ・エリンギ)
- 海藻(わかめ・ひじき・海苔)
- 豆類(大豆・ひよこ豆・小豆)
- 玄米や分づき米
朝食に野菜スープ、昼にひじきの煮物、夜に豆腐ときのこの味噌汁。
そんな日常の積み重ねで、自然とお腹がすっきりしていきます。
腸が整うと、肌の調子もよくなります。
ダイエットは「我慢」ではなく、「体を整える暮らし方」。
調味料は、塩、しょうゆ、味噌、酢が基本、マヨネーズやドレッシングは油が多いです。
わたしは、油は鉄のフライパンの手入れにも使いますから、こめ油か太白胡麻油の小瓶は常備しています。
今までの10分の1も使いません。
グルテン、カゼインがアレルギー症の原因
現代はアレルギー症状の、鼻炎や肌荒れはとても多いです。
花粉症も多い、昔から花粉はあったのに。
わたしも、学校給食をきっかけに鼻炎や肌荒れになりました。
その後、グルテンフリーとカゼインフリーを実践し改善しました。
小麦製品と牛乳製品を9割はカットしました。
発作が起こるほどひどくはないので完全にカットはできていませんが。
ちくわとか以外なものモノにも含まれていますから。
お菓子は甘さ控えめの和菓子少々とか、米素材の煎餅に変えました。
体は食べたモノで出来ている!
和食にする⇒体の調子がよくなる⇒お金が減らないし気持ちも余裕♪
和食をイメージし、まず小麦製品と揚げ物を大幅に減らす(天ぷら、コロッケ、カツ)をやりました。
乳製品も、牛乳はもともと飲まないし、ヨーグルト、アイス、チーズも、イタリアン料理もやめました。
プラス、お菓子はたまに食べるだけ。
お菓子は小麦製品が多いので、揚げてなくて甘くない米粉のおせんべいにしました。
和食にすると、食費は減ることはあっても増えることはありません。
体は食べたもの出来ている!これ納得です。
※この記事は、パンとミルクの学校給食が原因でアレルギー症になって、改善できたわたしの体験、その後、体にいい食事の基本の考え方を、吉野敏明さんのユーチューブで知り得た快適さをお伝えしたくて書きました。

