春を告げる黄色い花”ミモザ”。
ふんわりとした可愛らしい姿は、見るだけで心を穏やかにしてくれます。
お花屋さんや園芸店で「ミモザ」と「アカシア」の両方の名前を見かけ、戸惑った経験はないでしょうか。
実は「ミモザ」は通称で、植物学上はアカシアに属します。
この記事では、ミモザ、アカシア、ニセアカシアの違いを優しく解説します。
ミモザとアカシアの正体:なぜ名前が違うのか
ミモザとアカシアは同じなのに、ニセアカシアがあるばっかりにすべてが混同されています。
「アカシア」という名前をより複雑にしているのがニセアカシアなんです。
明治時代に渡来した際、当初はこれ(ハリエンジュ)がアカシアと呼ばれていました。
しかし後に本物のアカシアが輸入されたため、
「偽(ニセ)」という名前がつきましたが、本来は「ハリエンジュ」という別の植物です。
ミモザ=アカシアの中の一種
実は「ミモザ」はニックネーム
ミモザと呼ばれる種は、小さなポンポンが房状に集まって咲くのが一般的です。

私たちが「ミモザ」と呼んでいる花の多くは、実は本来の名前ではありません。
かつてオジギソウ(学名Mimosa)に似たアカシア属の花がヨーロッパに渡った際、誤って「ミモザ」と呼ばれ定着しました。
つまり、ミモザとは特定の植物名ではなく、黄色いアカシアを指す愛称のようなものです。
ミモザ(アカシア)
一般的なミモザの開花は、2月下旬から3月にかけてです。
3月8日の「国際女性デー(ミモザの日)」が有名な指標です。
冬の寒さに耐え、少しずつ黄色く色づいていく花芽の様子は、開花前から季節の移ろいを感じさせてくれる大切な目印です。
ミモザの花言葉には「感謝」「友情」「優雅」などがあります。
贈り物として非常に適した、ポジティブな意味ばかりです。
香りは優しく甘いのが特徴で、香水の原料にも使われます。
視覚だけでなく、香りでも春を楽しめるのが魅力の一つです。
ハリエンジュ(ニセアカシア)
はちみつがとれる白い花のハリジェンヌです。
ニセアカシアの正式名は「ハリエンジュ」
日本で見かけるのは、ほぼニセアカシアで、つまりハリエンジュであり、アカシアではありません。
はちみつが摂れるのはこの、ハリエンジュです。

ここで一つだけ、注意したい植物があります。
それは「ニセアカシア」という名前の木です。
こちらは白い花を咲かせる別の植物で、ミモザのような黄色い花は咲きません。
名前に「アカシア」と入っていますが、全く別の性質を持つため注意が必要です。
ニセアカシアは白い花を咲かせ、アカシアにはない「棘」があります。
ハチミツの原料として有名なのは、実はこのニセアカシアの方です。
「怖い」という噂の真相…毒性・アレルギー・実際のリスク「ミモザ 怖い」という検索ワードが出る理由は、主に毒性です。
ニセアカシアなどの一部の種類は、葉や樹皮に毒性を含みます。
特に家畜が食べて中毒を起こした事例があるため、「毒がある=怖い」というイメージに繋がったのでしょう。
触らなければ大丈夫ですが、人もかぶれることがありますよ。
また、花粉によるアレルギー(花粉症)を心配する声もあります。
しかし、これらは適切な距離で鑑賞する分には過度な心配は不要です。
素手で樹液に触れ続けない、ペットが口にしないよう気をつける。
こうした基本的な配慮があれば、問題ない植物です。
ミモザはアカシアの仲間、ニセアカシアは全く別の木
現在、日本でミモザとして流通しているものは、すべて「アカシア属」に分類されます。
例えば、代表的なギンヨウアカシアなども、お花屋さんではミモザとして並んでいます。
「ミモザ=アカシアの特定の品種を指す呼び名」と考えておくと、混乱が少なくなります。
ミモザとニセアカシアの違いは、そもそも別の木です。
「ミモザ」はアカシアの中の一つで黄色い花のアカシアです。
春先から先はじめとてもいい香りがします。
基本的には「ミモザ=黄色い房状の花」と覚えておけば、日常のガーデニングや花屋での買い物で困ることはありません。
他のアカシアの中には、笹のような平たい葉を持つものや、より大きく成長し、樹高が10メートルを超える種類も存在します。
ですが、白いアカシアは日本でで見かけることはありません。
まとめ
ミモザは黄色い丸い花が咲くアカシアの一種の木。
日本で見かける白いマメ科のような房状の花がさくのは、ハリエンジュで、アカシアの仲間ではない。
つまり、ミモザはアカシア。
ニセアカシアは、アカシアとは無関係の別の木。
なので、日本では黄色いミモザと白いハリエンジュがある、と知っておくと迷いません。
