「タモリ流」の生姜焼きを作ってみて、思わず「これはすごい」と感じました。
漬け込まないからお肉が驚くほど柔らかく、旨みがギュッと詰まっているんです。
このシンプルなレシピは、少し工夫するだけで、さらに身体にやさしく軽やかな一皿にアレンジできます。
本記事では、タモリさんが大切にしてきた和食の基本をベースに、自然な食材を好む視点からアレンジをご紹介。米粉やきのこを取り入れ、やさしい美味しさに仕上げていきます。
タモリ流生姜焼き』がやっぱりスゴイ!驚きの柔らかさの秘密
「生姜焼きといえば、タレにしっかり漬け込むのが当たり前。」そう思い込んでいた私の常識が、タモリ流は鮮やかに覆されたからです。
おばあちゃんの台所で見守った「和食の基本」
タモリさんがなぜこれほど料理に精通しているのか。そのルーツは、幼少期の記憶にあるそうです。
おばあちゃんから「作らなくていいから、見ておきなさい」と言われ、台所での下ごしらえから、ずっと側で見守っていたといいます。
繰り返し見ることで、きちんと作る和の基本が、知らず知らずのうちに身についていたのですね。
大学生になり、初めて自炊をした時も、迷わず手が動いたそうです。基本が身についているからこそ、無駄を削ぎ落とした、本当に美味しい「型」に辿り着けるのだと感じます。
タモリさんのおばあちゃんですから、伝統的な和食であることがすごいのです。
漬け込まないから、お肉の水分も旨みも逃さない
一般的なレシピでは、焼く前にお肉をタレに漬けます。
しかし、塩分を含んだタレに長時間浸すと、浸透圧で水分が抜けます。しかも味が濃くなりますね。その結果、焼いた時にお肉が硬くなってしまうのです。
タモリ流は「焼く直前に粉をまぶす」ことで、この問題を解決しています。
薄い衣がタレをしっかりと抱え込み、お肉の水分を閉じ込めるから。理にかなったこの手法こそが、あの柔らかさの正体です。
もっと身体に優しく。私流「さらに軽やか」なアレンジ
タモリさんの素晴らしいレシピをベースに、今の私の暮らしに寄り添う体にやさしいアレンジを加えました。
指針は「それは自然か?真っ当か?」
何かを選ぶとき、私は自分に問いかけます。「それは自然か?」「それは真っ当か?」と。
現代の栄養学では、カロリーや栄養素といったことだけが重視されがち。けれど、栄養素だけで食べ物を考えると、大切なことを見落としがちです。
かつてアトピーに悩んだ経験から、私は学びました。自分の体質に合うもの、身体が自然に受け入れられるものを選ぶ大切さを。
米粉に変えて生まれる、軽さと満足感
タモリ流では小麦粉を使いますが、私はこれを「米粉」に置き換えます。
米粉はグルテンを含まないので体に軽やか。
食べた後の胃の重さが全くなく、グルテンフリーを意識する方にも安心。サラッとした質感の米粉は、タレを均一に、かつ薄くまとってくれます。
舞茸をプラスして、旨みも身体への優しさもアップ
さらなる私のアレンジとして欠かせないのが、「舞茸」です。
数あるキノコの中でも、舞茸は生姜焼きに一番合うと感じています。
舞茸はお肉を邪魔せず、独特の香ばしさが醤油や生姜の香りと溶け合い、旨味がまします。食物繊維も豊富で、お肉と一緒に摂ることで消化を助けてくれます。
コツは適量にしておき、お肉が好きなのにキノコを食べさされている…と思われない量に抑えること。意識しないと不足しがちなのが繊維質ですから。
タモリ流+自然派アレンジの材料と作り方
それでは、私流の「軽やかな生姜焼き」を作っていきましょう。
豚生姜焼きの材料:一人分
・豚バラ薄切り肉:100g
・玉ねぎ:1/4個
・舞茸:1/2パック(加えた部分)
・米粉:大さじ0.5(変えたのはここ)
・生姜(すりおろし):大さじ1/4
・酒:大さじ1.5
・みりん:大さじ1.5
・しょうゆ:大さじ1.5
豚バラ肉は、脂の甘みを活かせるのでおすすめ。玉ねぎと舞茸は、お肉の旨みを吸って主役級の美味しさになります。
豚生姜焼きの作り方
まず、玉ねぎと舞茸をフライパンでさっと炒めて取り出しておきます。この野菜を炒める時も、油は1滴でフライパンにのばしたらキッチンペーパーでふき取ります。
植物油を使わない、タレに漬け込まない、小麦粉を米粉に変更、を意識してください。
豚肉に米粉を薄くはたきます。フライパンに油を引かず、お肉自体の脂で焼くのが私の納得のタモリ流。
余分な油を使わないことで、素材本来の味が際立ちます。お肉に火が通ったら、野菜と舞茸を戻し入れ、合わせ調味料を一気に加えて、強火でサッと絡めるだけ。
米粉のおかげですぐにトロリとした照りが出て、お肉にタレがぴたっと吸い付くように馴染んでいきます。
お弁当にも最適!「豚の生姜焼き」を外でも楽しむ工夫
この生姜焼き、冷めてもお肉が柔らかいのでお弁当にもぴったり。ただし、お弁当に入れる際には一つだけ注意があります。
それは「生野菜を添えない」こと。
生野菜から出る水分は、傷みの原因になりやすいからです。
しかも生野菜は量がわずか、その程度食べても無意味。
彩りを添えたいなら、茹でたアスパラガスやブロッコリーを。旬の野菜を添えることで、季節感のあるな和弁当になります。
まとめ|自分の体質に合う、心地よい選択を続けること
タモリさんがおばあちゃんから受け継いだ、和食の確かな基本。そこに、今の自分に合う「自然な選択」を少しだけ重ねる。
流行のダイエットや数値に振り回されるのではなく、食べた後の身体の軽さを大切にしたいものです。
基本は先祖の伝統と自然さです。料理も自然がお手本にすべき先生ですから。
毎日を「自然に」「真っ当」に。
そんな小さな積み重ねが、心地よい暮らしを作っていくのだと実感しています。
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