味噌汁にほうれん草を入れるとき、洗って切って、そのまま鍋に入れていませんか?
「アク抜きって必要なの?」「正直、よく分からない」
料理を始めたばかりなら、そう思っても不思議ではありません。
レシピを見ても、茹でる・水にさらす・そのまま使うなど書き方がバラバラで、結局どれが正解なのか迷ってしまいますよね。
実は、ほうれん草は味噌汁の場合だけ、ちょっとした下処理をしたほうが、えぐみが出にくく、味も安定します。
しかも、手間はほんの数分。難しいことはありません。
この記事では、料理に慣れていない人でも失敗しない「味噌汁向けのほうれん草アク抜き」を、理由と一緒に分かりやすく解説します。
結論|味噌汁のほうれん草は「軽く下処理」すればOK
結論から言うと、味噌汁に入れるほうれん草は、軽くアク抜きをしてから使います。
難しい下ごしらえは不要で、「さっと茹でて、水に取る」だけ。
このひと手間を加えるだけで、えぐみが出にくくなり、汁が緑色にもならず、味噌汁の味も安定します。
そのまま入れても食べられるが、おすすめはしない理由
ほうれん草は、生のままでも食べられない野菜ではありません。
そのため、味噌汁にそのまま入れても「食べられない」「危険」ということはありません。
ただし、下処理をしない場合、
- 汁に緑色が出る
- えぐみや苦みが出やすい
- 味噌の風味と合わず、後味が残る
- 茎の部分が口に残りやすい
といったことが起こりやすくなります。
特に、味噌汁は味がシンプルなため、ほうれん草のクセがそのまま出やすい料理です。
「なんとなく美味しくない」と感じる原因が、実はアク抜き不足だった、というケースも少なくありません。
味噌汁が味噌の色以外の色に染まるのはありますよね。
味噌汁向けの最適解は「さっと茹でて水に取る」
味噌汁に使う場合の一番おすすめな方法は、短時間だけ茹でてから水に取るやり方です。
そして軽く絞って使います。
- 強いえぐみが出にくい
- 色がきれいに仕上がる
- 味噌の風味を邪魔しない
といったメリットがあります。
逆に、長く茹でたり、水にさらしすぎたりすると、風味や栄養まで流れてしまうことがあります。
初心者の方は、「短時間で終わらせる」ことだけ意識すればOKです。
具体的なやり方は、次の章で順番に説明します。
「そもそも、ほうれん草の『アク』とは何?」
そもそも、ほうれん草の「アク」とは何?
「アク抜き」と聞くと、体に悪いものを取り除くようなイメージを持つかもしれません。
ですが、ほうれん草のアクは、過度に心配する必要はありません。
ここでは、最低限知っておきたいポイントだけを、できるだけ簡単に説明します。
アクの正体は「シュウ酸」
ほうれん草のえぐみや苦みの正体は、
シュウ酸(しゅうさん)と呼ばれる成分です。
シュウ酸は、ほうれん草に限らず、多くの野菜に含まれている、ごく普通の成分です。
味の面では、えぐみや口に残る違和感の原因になることがあります。
特に、味噌汁のように味がシンプルな料理では、このえぐみが目立ちやすくなります。
健康への影響は気にしすぎなくていい
シュウ酸という名前から、「体に悪いのでは?」と不安になる人もいますが、
普通の食事量であれば、過度に気にする必要はありません。
毎日大量に食べ続ける場合や、体質的に気になる人は別として、
味噌汁1杯分のほうれん草を食べる程度であれば、問題になることはほとんどありません。
ほうれん草のアク抜きは、健康のためというより味を良くするための下処理、と考えると分かりやすいでしょう。
味噌汁に合うほうれん草のアク抜き手順【初心者向け】
ここでは、料理に慣れていない人でも失敗しない、味噌汁向けの基本的なアク抜き方法を紹介します。
手順はシンプルで、慣れれば5分もかかりません。
基本のやり方(おすすめ)
味噌汁に使う場合は、次の手順がおすすめです。
- 鍋にたっぷりのお湯を沸かす
- 洗ったほうれん草を、根元から入れる
- 全体が浸かったら、30秒〜1分ほど茹でる
- すぐに冷水(または流水)に取る
- 軽く水気を絞ってから切る
この方法なら、えぐみを抑えつつ、色もきれいに仕上がります。
冷水に取るのは、
- アクを流す
- 余熱で火が入りすぎるのを防ぐ
という目的があります。
長くさらす必要はなく、さっと冷ます程度で十分です。
やりすぎNGなポイント
アク抜きでありがちな失敗が、「念のため」とやりすぎてしまうことです。
- 何分も茹でる
- 長時間水にさらす
- 強く絞りすぎる
こうした下処理は、
えぐみだけでなく、ほうれん草の風味や栄養まで流してしまいます。
味噌汁の場合、軽く下処理をするだけで十分です。
迷ったら「短時間で切り上げる」ことを意識すると、失敗しにくくなります。
水にさらすだけではダメ?よくある勘違い
本当に時間がないときの妥協策
水にさらすだけではダメ?よくある勘違いです。
ほうれん草のアク抜きというと、「切って水にさらせばいい」と思っている人も多いかもしれません。
実際、忙しいときほど、ついそうしたくなりますよね。
ですが、味噌汁に使う場合は、水にさらすだけでは不十分。
切って水にさらすだけの場合
生のほうれん草を切って、水にさらすだけだと、えぐみが残りやすくなります。
これは、ほうれん草のアクの多くが、加熱しないと外に出にくい性質を持っているためです。
特に、根元や茎の部分は、水にさらすだけではクセが抜けません。
味噌汁は、野菜の味がそのまま出やすい料理なので、「なんとなく苦い」「後味が気になる」と感じる原因になりがちです。
冷凍ほうれん草・下茹で済みの場合はどうする?
忙しいときや、買い置きがあるときに便利なのが、冷凍ほうれん草や、すでに下茹でしてあるほうれん草です。
これらの場合、アク抜きはどう考えればいいのか、よくあるケースごとに見ていきましょう。
市販の冷凍ほうれん草の場合
スーパーで売られている冷凍ほうれん草は、すでに下茹で・アク抜きが済んでいるものがほとんどです。
そのため、基本的には、解凍せずにそのまま味噌汁に入れて問題ありません。
- 下処理の手間がいらない
- えぐみが出にくい
- 時短になる
といったメリットがあります。
入れるタイミングは、味噌を溶く直前か、火を止める直前がおすすめです。
煮込みすぎると食感が落ちるので注意しましょう。
自分で下茹でして冷凍した場合
自分でほうれん草を冷凍した場合は、冷凍前の下処理が大切になります。
- 冷凍前にさっと茹でてアク抜きをする
- 水気を軽く絞ってから冷凍する
この2点を押さえていれば、解凍後はそのまま味噌汁に使えます。
逆に、アク抜きをせずに冷凍すると、解凍したときにえぐみが強く出ることがあります。
冷凍前のひと手間が、味の差につながります。
よくある疑問Q&A(初心者向け)
ここでは、ほうれん草のアク抜きについて、初心者の方が疑問に思いやすい点をQ&A形式でまとめました。
味噌汁にそのまま入れたら体に悪い?
ほうれん草を下処理せずに味噌汁に入れても、すぐに体に悪影響が出るわけではありません。
ただし、えぐみが出やすく、味噌汁の味が落ちてしまうことがあります。
体への影響よりも、「味を良くするための下処理」と見ため、考えると分かりやすいでしょう。
毎日食べても大丈夫?
一般的な食事量であれば、ほうれん草を毎日食べても問題ありません。
ただし、毎日大量に食べる場合や、体質的に気になる方は、アク抜きを軽く行っておくと安心です。
味噌汁1杯分程度であれば、過度に心配する必要はありません。
小松菜やチンゲン菜ならどう?
小松菜やチンゲン菜は、ほうれん草に比べてえぐみが少ない野菜です。
そのため、味噌汁に使う場合、アク抜きは基本的に不要で、洗ってそのまま使うことが多いです。
ほうれん草の「毎回アク抜きが面倒」と感じる場合は、こうした野菜を使うのも一つの方法です。
まとめ|味噌汁のほうれん草は「迷ったら軽く茹でる」
味噌汁に使うほうれん草は、迷ったら「さっと茹でて、水に取る」
この下処理をしておけば、まず失敗しません。
難しいことを覚える必要はなく、ほんのひと手間で、味噌汁はぐっと飲みやすくなります。
毎日の食事は、完璧である必要はありません。
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